コロナの影響で、リモートワークやビデオ会議など、人との直接的な会話やスキンシップが減ってきています。
それにより、以前よりストレスを感じやすくなった、怒りや不安が抑えられなくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
愛情ホルモンといわれている神経伝達物質「オキシトシン」は、人と人とが交流したりスキンシップを持つことで脳内で放出され、ストレスや不安の克服に重要な役割を果たしています。
動物の猿やネコがグルーミングをしていますが、このように仲間とのふれあい、付き合い、日常生活での人と交わることで、私たちはオキシトシンを活性化させ、心と身体の健康を保っています。
オキシトシンは、心臓血管系を強くし、新陳代謝を円滑に保ち、痛みを和らげ、炎症を抑えるなど、私たちの心と身体の健康維持に必要なものなのです。
家族と一緒に暮らしている人は、まだ日常会話や団らんの時間があり、影響はあまり感じないかもしれません。
しかし、一人暮らしでテレワークなど、人との触れ合いが極端に減っている人は要注意です。
意欲の低下や内臓機能の不調を感じることがあるかもしれません。
マッサージは、オキシトシンの活性化に有効だといえます。
相手のことを思いやる事だけを考えて行うマッサージは、受け手も施術者もお互いオキシトシンが分泌し、幸福感、安堵感を得ることができます。
そしてこれが「善循環」を生み出すのです。

コメントを投稿するにはログインしてください。