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12月議会一般質問 癒しが必要な子どもたちにセラピードッグを!
12月議会の一般質問に登壇しました。通告は以下の3点です。
➊癒しが必要な子どもたちにセラピードッグを
➋子どもたちの健やかな成長のために
❸養護教諭が子どもたちと向き合える時間の確保を
➊あいち小児保健医療総合センター(小児センター)では、月に1度、NPO法人CANBEによるセラピードッグ訪問派遣を導入しています。CANBEの吉田尚子先生とのご縁をいただき、10月上旬に小児センターでの活動を拝見しました。手術や注射等で辛い毎日を過ごしている子どもたちですが、セラピードッグの触れ合いの時間には、子どもらしい笑顔が見られました。そこで、県には他にも癒しが必要となる子ども関係の医療・福祉施設があることから、そうした施設でのセラピードッグの導入を求めました。
県からは、子どもたちの不安の解消や精神的負担の軽減に一定の効果が期待されるとして、アレルギー等の課題について調査し、導入を検討していくと前向きな答弁がありました。
また、法人が運営する児童養護施設には、運営費の加算措置などの導入に向けた情報提供をしていくとしました。
また、法人が運営する児童養護施設には、運営費の加算措置などの導入に向けた情報提供をしていくとしました。
➋❸は近年の不登校児童生徒の増加に伴っての質問です。
➋不登校が低年齢化しています。「子どもの前頭葉の不活発化」が言われており、「心」の身体的基盤部分を始め、子どもらしい元気さが損なわれている現状について、睡眠、スマホ、関わり方について、その課題を示し、特に就学前の対応を求めました。
県からは乳幼児の睡眠、スマホ等の実態について市町村が実施する乳幼児健康診査を通じて把握しており、2022年度健診では、子どもの寝る時間については、午後10時前の割合は、1歳6か月、3歳ともに約8割。デジタル機器の視聴時間としては、1日2時間未満の子どもの割合は、1歳6か月で約6割、3歳で約5割となっているとのことでした。子どもの睡眠の大切を知っていただくために、保護者の方々向けには新たにウェブページへ情報を掲載、市町村職員、関係団体などには研修を実施していくとしました。しかし、もっと社会全体で子どもたちの成長に応じた大人の対応ができるように、県全体でアピールできないかと要望しました。
❸その専門性から、子どもたちが心や体について話を聞いてもらいたいと思っている養護教諭ですが、複数配置の基準は、定数改善計画の最終年度の平成17年度以降、基準の改善はされていません。しかし、この間、小中学校の不登校は小学校で6.1倍、中学校で2.5倍になっています。話を聞いてもらいたいと思っている子どもたちに、養護教諭がゆとりをもって向き合える時間を確保できるよう、養護教諭の複数配置を求めました。