活動報告・ブログ

「サッコ先生」こと、埼玉医科大学の高橋幸子先生の性教育についてのお話を聞く機会をいただきました。
サッコ先生は「性といのちの教育」について、子どもたちやお父さん・お母さん、先生や地域の方々に分かりやすくお話くださる性教育の伝道師です。地元でユースクリニックも開催されているそうです。
日本の教育には「歯止め規定」があり、「どのようにしたら妊娠するのか」を学校では教えてもらえません。しかし、世界的にはユネスコ等が作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を活用して、保護者の方々にも理解してもらいながら性教育をしています。
以下、国際セクシュアリティ教育ガイダンスの８つのキーコンセプトです。
①人間関係
②価値観、人権、セクシュアリティ
③ジェンダーの理解
④暴力と安全確保
⑤健康とウェルビーイング（幸福）のためのスキル
⑥人間のからだと発達
⑦セクシュアリティと性的行動
⑧性と生殖に関する健康
これらを成長段階に応じたプログラムで教えていきます。
私は基本的に、性教育は「自分」と「相手」を大切にするための大事な知識であると思い、以前、議会でも「包括的性教育」という言葉を出して質問しました。
サッコ先生は、日本でも知りたいと思っている子どもたちの問いに、絵本などを活用して答えていくことはできるとお話くださいました。
自分の身に何か起きた時に、知識があれば相談もできます。また知っていれば危険を回避することもできます。
厚生労働省科学研究班監修で「まるっと！まなブック」という年齢に応じた性教育の教材が公開されています。「女性の健康教育」が前面に出ていますが、男性も必見です。レベル１は５歳から、レベル５は４０歳以上となっています。一度覗いてみてください。
まなブック | まるっと！