活動報告・ブログ
ブログ
サブスク読書
車の中ではサブスクで読書?を楽しむ時間が増えてきました。
一定の課金によって、書籍を朗読したものをスマホで聴くことができるものです。
多部未華子さんが出演していたドラマ『ツバキ文具堂』が好きだったことから、最近はその原作本と、同じ作者である小川糸さんの本を何冊か聴いています。
作品の中で描かれている人生は、決して平坦ではありませんが、、生活や気持ちを丁寧に描かれています。そしてそれらを描くキラリと光る言葉に出会っています。
私も、生活の中のモノや時間や気持ちと丁寧に向き合い、言葉にし、人生の出来事の一つ一つを大事にしていけたらと思うきっかけとなっています。
決して簡単なことではありませんが。
『小鳥とリムジン』では、「啐啄(そったく)」という言葉を知りました。もしかしたら、多くの方にとっては、「今更?」の言葉かもしれませんが、「啐」は ひな が 孵化 しようとする時、内側から殻をつつくこと、「啄」は母鳥がそれに応じて外から殻をつつくことで、それが同時に行われることで、ひなは誕生するのだそうです。小説内では、命の誕生について触れた場面で出てきた言葉です。
『小鳥とリムジン』では児童虐待が描かれていますが、「啐啄」という言葉が大きな救いになっていると感じました。
サブスク読書を楽しんでいる昨今ですが、難点は文字で読めないこと、読み返せないこと。
朗読で得られるものもありますが、文字や本から得られるものも再認識しています。
書籍も並行して読んでいて、電車の中ではぼちぼちとですが『磯田道史と日本史を語ろう』を読んでいます。面白いです。一度では頭に入らないので、読み返したいと思っています。